富雄松陰塾

2021年のご挨拶

2021への思い

皆様、あけましておめでとうございます。
2021年新年のご挨拶
 2020年は新型コロナウイルス感染症に明け暮れた感のある一年でした。2月末に突然学校は一斉休校になり、富雄松陰塾でも6月の学校再開まで、塾生や保護者の皆様と相談しながら、通塾やオンラインでの学習を実施するなど、初めてのことで試行錯誤しながら、塾生ととも頑張ってきました。
 学校が再開されてからも、1学期の半分は休校でした。そんな中での学習は、小学生にとっても中学生にとっても大変だったと思います。特に初めて英語を本格的習う中学1年生は大変で、しっかり勉強できた子とそうでない子の差が、例年以上に大きく開いたように感じています。また各教科の学習でも、学校によって、教科によって、また担当される先生によって進むスピードにかなり差があったように感じています。ある教科では2学期の期末試験の範囲で、例年3学期の範囲になっていたところまで進んでいたり、かと思えば例年の2学期の中間試験の範囲までしか進んでいない教科があったりと、学校の先生方も「もしまた休校になったら」などとの思いで、大変ご苦労されていたのだろうと思います。
 2021年も新型コロナウイルスの感染が止まらない中で始まりました。まだまだ大変な状況が続くことは間違いないでしょうが、春以降にはワクチンの接種も始まるようです。なんとかこの困難な状況が少しでも早く収束に向かってほしいと思っています。
 コロナについても大変ですが、今年の4月からは中学生の教科書が改訂されます。どの教科においてもしっかりと文章を読解して理解し、その上で自分の意見を述べることが求められる教科書になります。特に中学校の英語の教科書は小学校で英語を2年間学習してきた前提の教科書になりますので、相当大幅な改定になります。中学1年生で習う進出の英単語数も、今までの教科書に比べてはるかに増えている(奈良市で採択されている三省堂の教科書ではおよそ1.5倍)だけでなく、小学生の間に学んでいた前提の単語も相当数になります。今の中学1年生が2年生になった時に使う教科書は、これらの単語は習得していることとして作られた教科書になります。中学1年生の間に英語に苦手意識を持った子にとると、本当に大変なことになることが予想されます。私たちとしても、1年生の間に苦手意識を払しょくしてもらえるように頑張らなければならないと気を引き締めています。
 2021年は教科書改訂も含めて、新たなスタートになる一年だと思っています。今のうちから精一杯準備をしています。しっかりと準備をしたうえで、2021年には東京オリンピックが無事開催でき、明るい一年になってくれることを心から願っています。

富雄松陰塾 塾長 小林俊彦

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